小学生だけの夏休みの特別な時間「小学生タイム」
活動の概要
昨年度、職員主導で実施した「小学生タイム」をきっかけに、多くのこども達から「自分たちで考えた、小学生だけの特別な時間をやってみたい」という声が聞こえてくるようになりました。「自分たちで企画し、やりたいことを実現したい」という強い思いを受け、企画の中心となる実行委員を募集し、話し合いを重ねました。
「クッキングをしたい」「天下大会を開きたい」「外で水遊びをしたい」など、こどもたちから次々とアイデアが出され、夏休みに食材の検討やスケジュール作成、当日の進行方法など、企画実現に向けた話し合いをしながら準備を進めました。
当日は、こどもたちが主体となり「普段はできないこと」「小学生だからこそできること」に挑戦し、自分たちの声から生まれた特別な一日を過ごすことができました。
ここがポイント
小学生だけが集まる特別感あふれる一日となりました。普段は小さな子がいることで行動を控えたり、中高生の存在を意識して遠慮しがちな小学生が、この日は自分たちで作ったルールのもと、のびのびと活動することができました。
「こども館長」を決め、小学生主体で一日を運営したことで、責任感や達成感も育まれました。緊張しながらも、みんなが楽しめるよう一生懸命取り組む姿が印象的でした。
活動を通して得られた効果・変化など
実行委員の募集当初はなかなか手が挙がらなかったものの、最終的には6名が参加しました。最初は「自分たちで全て決める」ことに戸惑いも見られましたが、話し合いを重ねるうちに多くの意見が出るようになり、年齢差への配慮や相手の意見を尊重しながら進める姿が見られました。
意見がぶつかる場面もありましたが、否定せず実現に向けて考える姿勢が育ち、協力し合う関係性が深まりました。自分の「やりたい」だけでなく、「みんなはどう思うか」を考える姿に大きな成長を感じました。
こどもの感想
パソコンで全国の児童館の人と話せて楽しかったです。計画をするときは、児童館だけでなく学校でも実行委員を募集しました。お昼ごはんはみんなの好きなメニューを聞いて、人気のカレーライスとフルーツポンチを作りました。
おかわりする人もたくさんいてうれしかったです。天下大会や水遊びも盛り上がりました。「自分たちのやりたいことをやっていいよ」と言われて、本当にできるのかなと思ったけど、すごく楽しかったです。またやりたい。今度も自分たちが計画したいと思います。
職員の気づき
準備段階から当日の様子を通して、こどもたちが持っている力の大きさに改めて驚かされました。実行委員として手を挙げた当初は、職員に確認しながら進める場面が多く見られましたが、活動を重ねるうちに、次第にこどもたちだけで内容を話し合い、主体的に進めていきました。
その過程で次第に自信がつき、意見交換も活発になり、自分たちの力で企画を形にしていく姿が印象的でした。こどもたちを信じ、しっかりと声に耳を傾けていくことで、「自分たちの意見を出してもいい」「きちんと聴いてもらえる」という安心感が生まれ、信頼関係の構築につながったと感じています。
結果として、活動全体をスムーズに進めることができました。今回の取り組みを通して、こどもの声に丁寧に向き合い、受け止めることが、こどもとの信頼関係を育むうえでいかに大切であるかを改めて実感することができました。
・プログラム名:「小学生だけの夏休みの特別な時間 "小学生タイム"」
・実施施設:小牧児童館 ~愛知県小牧市~
