自然のおもしろいもので創作カルタをつくろう
おなじみのカルタです。カルタの取り札は、子どもたちが外に出て気に入った、風景や植物、動物など興味のあるものを撮影した写真を使います。
「何かおもしろいものないかな。気になるものないかな」と思いながら目を向けるだけで、これまでとなんとなく目に入っていただけの身の回りの自然に対し、グッと近づいて細部にまで目が行くようになります。
いつもと同じものなのにちがって見えたり、「実はこうなっていたんだ」という気づきがたくさんあったようです。
◆プログラム名
・とって!とって!(撮って!取って!)
◆プログラムのタイプ
・遊びのアイディアを提供し、それをかたちにして遊ぶ
◆対象
・小学生以上
◆プロセス
・取り札の素材を集める。家や児童館、小学校などの周りで見つけたおもしろいもの、気になるものを撮影する(住居や人など、プライバシーに配慮する)。
・写真そのままを取り札とし、通常のカルタのように頭文字は載せない。
・読み札の文章を子どもの感性のままに紙に書いてもらう。
・取り札と読み札を合わせるため、両方に通し番号(同じ番号)を書く。
◆遊び方
・取り札60枚をばらまく。
・読み札60枚からランダムに10枚抜いて、50枚を読みあげる。
・読み札が読まれたら、それに合うと思われる取り札を、参加者それぞれが1枚とることができる。(取るための制限時間を設けても良い)
・読み札の番号を発表して、正しい取り札を取った参加者が獲得できる。間違えた取り札は場に戻す。
・50枚読み切ったら終了。
◆ヒント
・写真を複数人で撮るため似た取り札もある。読み札によっては取りやすい文章(写真の絵そのものを表現している文章や単語)と、取りにくい文章(抽象的に書いてある)のため、似た取り札に迷うことがある。
・そこには好みが分かれ、どちらも良さがあることから、読み札に「やさしい」「むずかしい」の2種類を表記することとした。どちらを読むかは、遊びの中で決めれば良い。
◆子どもたちの反応
・撮影をした実行委員の感想「久しぶりに自然をまじまじと見て楽しかった」「初めて見た景色も色々あったのでとても楽しかった」「秋っぽくなってきた」「おもしろい文章がかけた」など
・創作カルタを体験した子どもたちの感想「見つけて、答えが合っていた時の感覚がとても良かった」「これだと思ったけど違うところが楽しい」「自分たちでもつくってみたい」など
◆担当職員さんの声
・子どもたちも忙しく、なかなか一斉に集まることができなかったです。個別の対応でも可能なプログラムであったため、個別の対応がほとんどとなりました。創作したカルタも児童館オリジナルとして実行委員とともに周知することができました。
(実施施設:浅川児童館~東京都八王子市~)
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