楽しさの秘訣はボランティアによるファシリテーター
◆プログラム名
・楽しさの秘訣はボランティアによるファシリテーター
◆対象
・小学生
◆用意するもの
・テント
・かまど
・薪
・鍋
・食材
・雪上で遊ぶための、そり、スコップ、バケツ
◆遊び方
・1班5人にボランティアが1名つく。
季節を楽しむ野外活動を協力しながら取り組む。活動例は以下の通り。
水遊び、追跡ハイキング、ウオークラリー 野外料理、焚火パーティ
◆プロセス
・子ども5~6名とボランティア1名で活動する。月一回の活動であるが、毎回、班の構成は変更する。子どもたちには活動の目当てを知らせるが、ゴールにたどり着くためには班の話し合いが重要になる。さらに、ボランティアはファシリテーターに徹して、明確な指示は控え、子どもたちで解決する機会を設けるように支援している。
・始めは、トラブルが多く発生しているが、回を重ねるごとに、相手を思いやる、協力するなど、集団としての高まりが見えてくる。毎年最終活動日には感動的なお別れの会になる。
・この集団を支えるのは、ファシリテーター役のボランティアである。構成は富山大学生、クラブのOBメンバーである。しっかりと課題が解決できるように、ヒントをだして班を導くことが共通理解されている。それが、楽しさを体験する秘訣となっている。
◆ポイント
・できる限り指示は控える。考えが深まるようなヒントを出す。
・トラブルは成功への過程ととらえ、子どもたちの解決力を信じて、気長に待つ。
・定期的にボランティア講習会を実施する。
◆子どもたちの声
・始めはうまく行かないことが多く、がっかりすることが多かった。ともに活動し、相手のことが分かり始めたころから、楽しくなった。来年も参加したい。
◆担当職員の声
・子供たちの成長が手に取るようにわかる。このクラブを担当して本当に良かった。このクラブは、本館を代表する事業であり、今後とも、継続していきたいという気持ちになった。
(実施施設:富山こどもみらい館 ~富山県射水市~)