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大人気の絵本をみんなで体験しよう

◆プログラムのタイプ
・遊びのアイディアを提供し、それをかたちにして遊ぶ


◆対象
・小学生


◆用意するもの
・フラフープ
・ペン
・デジカメ
・スケッチブック
・マジックなど(宝物装飾用)
・お助けボックス(バケツ)
・写真用紙(光沢)


◆遊び方
・事前準備:約5~10名を1グループとし、グループ毎にミッケの場所を決め、その場所にフラフープを置く。
・グループ毎に、「どんぐり」や「葉っぱ」など、アイテムにしたい物を探し、装飾する。(25分)
・グループ毎に宝物を決め、置く。(5分)


*10個/1グループ(10人の場合)
*見えないようにするのはNG!
*宝物の材料が足りない時には、お助けボックスを使っても良い。
(宝物:どんぐり、まつぼっくり、おもしろいはっぱなど)


・隠したものをスケッチブックに文書で書く。(5分)
例:「三つ子のどんぐりが仲良くいるよ」「きらきら金色のまつぼっくりだ!」


・グループ毎に、違うグループのミッケにチャレンジ。
(1ミッケにつき、3分x各グループ)
*ミッケは子どもたちが回ってチャレンジ、ミッケの各場所はスタッフが対応。


・時間内に、いくつ見つけられるかな?見つけられたら、お互いに褒めよう!
*後日、撮った写真と問題を印刷、パウチして館内掲示する。


◆プロセス
・ある日、大人気さがしっこ絵本の「ミッケ!」が大好きな子どもたちから、自分たちでオリジナルミッケ!を作りたいという意見が出ました。「どこで?どうやって?」と尋ねると「外でさ、石とか枝とかで」との答えが返ってきました。近くに公園が無く、小学校の校庭で探すには材料に出来る物が少ないため、子どもたちに「秋に野外活動の計画があって、里山に行くんだよね」と伝えると、「じゃあ、里山の中でミッケ!を作って遊ぼうよ」という案が上がりました。「せっかくみんなで作ったミッケ!だから、遊び終わったら記念に写真に残して置こうか?」と話すと、「いいね~。で、またミッケ!が出来るの?」と質問が上がり、印刷をして他の子にもミッケ!をやってもらう事ができると話しました。すると、せっかくなら自分たちだけで遊ぶのではなく、出来上がったミッケ!を他の子たちにも楽しんでもらえるようにしたいという声が上がったため、後日、印刷をして、子ども文化センター館内に掲示することにしました。


◆ポイント
・子どもたちが材料を探す際、小さな森をイメージしていたので里山で行いましたが、どんな物でも、子どもたちが宝物と決められるため、河原でも近くの公園でも行う事はできます。宝物の目印としてポスターカラーなどで色を付けたりもしましたが、隠した物を文書で書く際、その物が分かりやすく書ければ色を付けなくても大丈夫です。


◆子どもたちの声
・「今まで(野外活動)はスタンプラリーだったり、木の実を使った工作とかが多かったけど、ミッケ用の宝物を探す時間が楽しかった」
・「変な形の石とか葉っぱを見付けるのが楽しかった」
・「自分たちでミッケを作ったのが楽しくて、また違うミッケも作りたくなった」
・「宝物の場所を言葉で書くのが難しかったけど、同じグループの人が教えてくれて嬉しかった」


◆担当職員の声
・特に意識した点は、コロナウイルス感染症の流行により、野外活動を行うのも3年ぶりであったため、マスクをしながらの活動がしやすい日程と、子どもたちの「やりたい」をどこまでフォローできるかを職員で話し合い、外での活動であるため雨天でもできるよう、事前に枯葉や枝、どんぐりなどをたくさん集めておき、里山の雨があたらない場所に撒けるよう準備をしました。
・苦労した点は、宝物の説明文や、写真で撮った際に宝物が見えにくくならないような配置の説明などでしたが、参加児童が作製している時に職員がアドバイスをしていたため、そこまでの苦労はありませんでした。



(実施施設:中野島子ども文化センター ~神奈川県川崎市~)


 


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