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児童クラブで「いのち」を感じるプログラムを!

岩手県洋野町 種市放課後児童クラブ

どりーむキャンパス 下田 定子 

 

いのちって何? いのちの音は? いのちを描いて見よう!

子どもたちに問いかけると大きな声が返ってきました。

ドキン!ドキン!  キラキラ!  オギャーオギャー!

 
                                     

「どりーむキャンパス」は岩手県の最北端の町 洋野町の児童クラブです。1年生から6年生までが生活しています。

 

毎日の活動の中で子ども同士が上手く遊べない、言葉が乱暴、人の痛みに無関心であると感じていました。そこで思いやりの気持ちや友達も自分と同じ大切な「いのち」ということを感じてもらいたいと思い、今回のプログラムを考えました。「いのちのおはなしキャラバン」事業は県立児童館「いわて子どもの森」で行っている活動ですが、その内容を児童クラブの特徴を生かしたものにアレンジして実施しました。

 

●いつもおやつのときに読んでいる絵本を、愛、思いやり、いのち、うまれる、をテーマに選びました。そして、必ずふりかえりで「今の気持ち」を話してもらい、思いを共有するようにしました。

 

●一つの音を二人で聞ける聴診器を使って「いのちの音」を感じあいました。そして小さくなり薄い布を体にかけて自分たちがお腹の中にいた体験をしました。

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1歳の赤ちゃんがお腹のなか  にいたときの3D写真をみんなで見ました。

 

 

不思議そうにのぞく子どもたちは、隣で笑っているその赤ちゃんの命の音を聞きました。その子のお兄ちゃんが「お腹の中に話し掛けたよ。家族が増えて嬉しかった」とそのときの気持ちを話してくれました。

 

 

 

●そしていまクラブで現実に起きているいじめの話をしました。すると「やさしい自分になりたい」「みんなで仲良く遊びたい」「言葉づかいをなおしたい」と正直な気持ちを話してくれました。全員の気持ちが一つになれた瞬間でした。

 

 

 

●大切な人にお手紙を書きました。いつも以上にたくさんの言葉を書いていた子どもたち。とても大事に持ち帰りました。

 

 

 

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様々な活動を通して、子どもたちは、自分が生まれてきたことでたくさんの人を笑顔に幸せにしてあげられること、愛されていることを感じたようです。児童クラブには迎えに妹や弟も来てくれます。帰りには「かわいい?」と囲みとてもにぎやかになります。そのふれあいからも思いやりの気持ちが自然に育っていると思います。今回の事業を通して、子どもたち一人ひとりが「いのち」について理解しそれぞれの思いを表現し、そこから課題を見つけて思いを伝え合うというプロセスを体験することができました。

 

その後の子どもたちはよく話し合いをするようになりました。異年齢の集団のなかから自然にリーダーができ、話をきちんと聞けるようになったと思います。一人ひとりを認め合っている関係、家族のような児童クラブどりーむキャンパスです。

 

みなさんのところでも「いのちのおはなし」してみませんか ?

 

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